植毛後、クリニックでミノキシジルは処方されたものの、フィナステリドは処方されませんでした。「AGAの進行を抑えるにはフィナステリドが必須」と聞いたことがあったので、なぜ処方されなかったのか?そもそもフィナステリドは本当に必要なのか?疑問が湧き、詳しく調べてみることにしました。
この記事では、フィナステリドの効果や副作用、植毛後に服用する必要があるのかどうか について、科学的な根拠と実体験を交えて解説します。
フィナステリドとは?
フィナステリドは、AGA(男性型脱毛症)の進行を抑えるために使用される内服薬です。もともとは前立腺肥大の治療薬として開発されましたが、DHT(ジヒドロテストステロン)の生成を抑えることで抜け毛を防ぐ効果がある ことが分かり、AGA治療薬として広く使われるようになりました。
主な製品名:
- プロペシア(MSD社)
- フィナステリド(ジェネリック)
作用機序:
- 5αリダクターゼという酵素を阻害し、DHTの生成を抑える。
- DHTが減少することで、毛包が縮小するのを防ぎ、薄毛の進行を抑える。
植毛後にフィナステリドは必要?
植毛した部分の毛はAGAの影響を受けにくいですが、周囲の既存の髪はAGAの影響を受け続けます。そのため、植毛後にフィナステリドを服用しないと、周囲の髪が薄くなり、植毛部分だけが不自然に目立つリスクがあります。
✅ フィナステリドを服用すべき理由
- 既存の髪を守る → AGAの進行を抑え、植毛部分とのバランスを維持。
- 植毛の効果を長持ちさせる → 周囲の髪が薄くなると、植毛の仕上がりが不自然になる。
- 追加の植毛を防ぐ → AGAが進行すると、再び植毛が必要になる可能性が高い。
🔹 結論:植毛したからといってAGAが治るわけではないため、植毛後もフィナステリドを服用するのが望ましい。
フィナステリドの副作用
効果が期待できる一方で、副作用についても理解しておく必要があります。
❌ 主な副作用
- 性欲減退(5〜10%の人に発生)
- 勃起不全(1〜5%)
- 精子減少(極めて稀だが報告あり)
- 肝機能障害(服用中は定期的な血液検査推奨)
対策:
- 低用量からスタートし、副作用が出ないか確認する。
- クリニックで定期的に血液検査を受ける。
- 副作用が出たら、服用を中止し医師に相談。
💡 実際には多くの人が問題なく使用しており、副作用の発生率は低いと言われています。
フィナステリドの服用方法と注意点
- 1日1回、0.5mg〜1mgを服用(効果を最大化するには1mgが推奨)
- 食事の影響を受けないため、いつ飲んでもOK
- 最低でも6ヶ月〜1年は継続しないと効果が実感しにくい
📌 やめるとどうなる? フィナステリドの服用を中止すると、DHTが再び生成されるため、AGAの進行が再開します。そのため、一度飲み始めたら 長期的に継続することが重要 です。
ミノキシジルとの併用は必要?
フィナステリドが 「抜け毛を防ぐ」 のに対し、ミノキシジルは「髪を生やす」 役割を持ちます。
それぞれの効果: ✅ フィナステリド → AGAの進行を抑える(抜け毛予防) ✅ ミノキシジル → 発毛を促進する(毛を増やす)
併用すると…
- 抜け毛を防ぎながら、新しい髪を増やせるので、より高い効果が期待できる。
- クリニックでも 「フィナステリド+ミノキシジル」の併用が推奨 されることが多い。
🔹 結論:植毛後のAGA対策には、フィナステリド+ミノキシジルの併用が理想的。
まとめ
植毛後、ミノキシジルは処方されたものの、フィナステリドが処方されなかったことで疑問を持ち、調べてみた結果、フィナステリドは植毛後の髪を守るために非常に重要な役割を果たす ことが分かりました。
フィナステリドを服用することで… ✅ 既存の髪を守る ✅ 植毛部分とのバランスを保つ ✅ 追加の植毛を防ぐ
副作用のリスクはゼロではないものの、適切に管理すれば 植毛の効果を最大限に活かせる 可能性が高いです。
植毛を受けた方や、これから植毛を考えている方は、フィナステリドの服用も視野に入れて、長期的にAGA対策をしていきましょう!
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