【PRP治療とは？】効果や費用、デメリットを徹底解説！

こんにちは、海坊主です！！
私の植毛のプランには、PRP治療が含まれていました。植毛中にPRP治療をしてもらいました。

薄毛や抜け毛に悩む方にとって、PRP治療（多血小板血漿治療）は自分の血液を使う安全な再生医療として注目されています。
「育毛剤やサプリでは効果が感じられない」「植毛はハードルが高い」と感じている方にとって、PRP治療は有力な選択肢となるでしょう。

本記事では、PRP治療の効果や費用、メリット・デメリットについて詳しく解説します。
さらに、実際の治療プロセスや、どんな人に向いているのかも紹介。この記事を読めば、PRP治療があなたにとって適した選択肢かどうかがわかります。

PRP治療とは？仕組みを解説

PRP（Platelet-Rich Plasma）治療は、日本語で「多血小板血漿療法」と呼ばれます。
血小板を多く含む血漿を抽出し、頭皮に注入することで毛母細胞や毛包を活性化し、発毛・育毛を促進する治療法です。

PRP治療の仕組み

血液採取：患者自身の血液を採取
遠心分離：血液を遠心分離し、血小板を濃縮
PRP抽出：成長因子を多く含む血漿を取り出す
頭皮に注入：毛根のある頭皮へ注射

血小板には組織の再生を促す成長因子が含まれており、これを頭皮に注入することで毛母細胞の活動を活性化させます。

PRP治療の効果とは？

PRP治療（多血小板血漿治療）は、自己血液を利用して頭皮環境を改善し、毛髪の成長を促進する治療法です。

PRPに含まれる成長因子（GF：Growth Factor）には、組織の再生を促す働きがあり、毛母細胞や毛包の活性化を助けます。PRP治療の効果は、主に以下の3つに分類できます。

抜け毛の減少

PRPに含まれる成長因子は、ヘアサイクルの成長期を延長し、休止期にある毛包を活性化します。これにより、抜け毛の進行を抑制し、髪がしっかり成長する環境を整えることが可能になります。

効果が出やすい人

AGA（男性型脱毛症）の初期段階で、まだ毛根が残っている人
ストレスや生活習慣の乱れによる一時的な薄毛に悩んでいる人

髪の成長促進（ボリュームアップ）

PRPに含まれる血小板由来の成長因子（PDGF、VEGF、EGFなど）は、毛母細胞を刺激し、毛髪の成長スピードを向上させる働きを持ちます。

これにより、細くなった毛が太くなり、髪全体のボリュームが増える効果が期待できます。特に、女性のびまん性脱毛症（FAGA）や加齢による毛の細りに対して有効です。

効果が出やすい人

髪のボリュームが減少し、細毛化が気になる人
女性のびまん性脱毛症（FAGA）に悩んでいる人

頭皮の健康改善（血行促進・炎症抑制）

PRPには抗炎症作用もあるため、頭皮環境を整える効果が期待できます。特に、脂漏性皮膚炎や慢性的な頭皮の炎症がある場合、PRP治療によって改善されることがあります。

また、血行促進作用により、頭皮への栄養供給が改善し、育毛剤やミノキシジルなどの外用薬の効果をより高めることも可能です。

効果が出やすい人

頭皮の炎症やフケが多い人
冷え性や血行不良による薄毛に悩んでいる人

PRP治療のメリット・デメリット

PRP治療のメリット

✅ 自己血液を使用するため、安全性が高い
PRP治療は、患者自身の血液を利用するため、アレルギー反応や拒絶反応のリスクがほぼゼロです。薬剤を使用する薄毛治療（ミノキシジルやフィナステリド）と比べても、副作用が少ない点が大きなメリットです。

✅ メスを使わないため、ダウンタイムが短い
植毛のような外科手術とは異なり、PRP治療は注射による施術のため、施術後すぐに日常生活に戻れるのもポイントです。

✅ 発毛治療薬との併用で相乗効果が期待できる
PRP治療単体でも効果はありますが、フィナステリド（プロペシア）やデュタステリド（ザガーロ）と併用することで、より高い育毛効果が期待できます。

✅ 幅広い薄毛タイプに対応できる
PRP治療は、AGA（男性型脱毛症）だけでなく、FAGA（女性男性型脱毛症）や円形脱毛症にも適応されることがあります。

PRP治療のデメリット

⚠ 即効性がない
PRP治療は、細胞の再生を促す治療であるため、効果が現れるまでに3～6ヶ月かかることが一般的です。即効性を求める方には向かない治療法です。

⚠ 費用が高い
PRP治療は自由診療のため、1回あたり10万～30万円と高額になります。さらに、通常3～6回の施術で効果が上がるため、トータルで50万～100万円程度の費用がかかることもあります。

⚠ 完全に毛根が死滅している場合は効果が期待できない
PRP治療は、あくまで毛根が残っている状態での発毛促進を目的とした治療です。すでに毛根が完全に消失している場合、植毛の方が適しています。

PRP治療の費用は？どのくらいかかる？

PRP治療の費用はクリニックによって異なりますが、1回あたり10～30万円が相場です。

治療回数	費用相場
1回	10万～30万円
3回コース	30万～60万円
6回コース	50万～100万円

1回の治療だけで効果が不十分な場合には、3～6回の治療が推奨されることがあります。

また、PRPを強化する成長因子（サイトカイン）を追加すると、費用がさらに上がる場合があります。

PRP治療の流れ（施術の具体的なプロセス）

PRP治療は以下のような流れで進められます。

カウンセリング

医師が頭皮の状態を診察し、PRP治療が適しているか判断。

血液採取

腕から10～20ml程度の血液を採取。

遠心分離処理

専用の機械で血小板を濃縮し、PRPを抽出。

頭皮へ注入

麻酔をしてからPRPを頭皮に注入。施術時間は約30分程度。

アフターケア

施術後は通常どおりの日常生活が可能。ただし、24時間は激しい運動や飲酒を避けることが推奨される。

PRP治療が向いている人とは？

PRP治療が適している人

✅ 薄毛の進行を抑えたいが、薬の副作用が気になる人
✅ 植毛までは考えていないが、育毛効果を高めたい人
✅ 自然な形で髪を増やしたい人
✅ ミノキシジルやフィナステリドで効果が感じられない人
✅ AGAの初期段階で、まだ毛根が残っている人

PRP治療が向かない人

❌ 即効性を求める人（PRP治療は長期的な治療）
❌ 毛根が完全に消失している人（植毛の方が適している）
❌ 費用を抑えて治療したい人（PRP治療は高額）

PRP治療 vs. 他の薄毛治療との比較

治療法	効果	費用	副作用	即効性
PRP治療	育毛・発毛促進	高い（1回10万～30万円）	ほぼなし	3～6ヶ月後
ミノキシジル	発毛促進	比較的安い（月5,000円程度）	かゆみ・動悸	2～4ヶ月後
フィナステリド	抜け毛予防	安い（月3,000円程度）	性機能低下リスク	数ヶ月後
自毛植毛	確実な発毛	高額（100万～300万円）	ダウンタイムあり	即効性あり